今回の世界陸上の日本選手たちの結果は実力通り、ほとんど順当の結果だ。あと数日あるけれど、「女子マラソン」で入賞できるか否かだ。
各新聞を見ても、特にTBSの報道は「選手たちに対する表現が適正にされていない」。どの新聞をみても、控えめな表現では、「実力相応」の結果と書かれているが、体外の選手たちの結果に対する表現は「日本選手の苦戦が続いている」だ。
スポーツの世界ほど、実力がはっきりわかっているものはない。
多くの記録について、興味深いのが 競技後の日本記録が予選突破記録に到達していないと言うことを、キチッと伝えるべきだし、認識して、報道側、特にTBSは行うべきだった。
スポーツを完全なイベントとして選手や大会を過度に盛り上げることは特にTBSの行う手法だ。
ジェンダー研究とは何か
その顕著な例がボクシングの亀田兄弟の取り上げ方だった。過度に盛り上げるだけ盛り上げておいて、批判が多くなると一気に放送を自粛してしまう。
放送という立場よりも、視聴率を稼げる番組を育てることしか考えていない。
そこに映し出される素材は完全な消耗品という考え方だ。
世界陸上のニュースを見ると相も変わらず、観客席はほとんどがらがらの状況だ。
放送局として 世界陸上という公式な番組を報道すると言うことについて、日本の陸上選手を育成すると言うことを、真剣に考えるべきだった。
TBSアナウンサーの選手に対する表現も気持が悪くなるような形容詞を付けてばかりいる。そのような面白可笑しく選手を表現するのではなく、競技に興味を持ってもらえるような、競技自体についての説明が必要だと思う。
折角の世界陸上なのにもかかわらず、次の世代を担う小中学生たちにいかに興味を持たせ、自分達も陸上競技をしてみたいと思わせる配慮が全くないということだ。
アクション·リサーチの重要性は何ですか?
数ヶ月も前から、宣伝をしていて視聴率を確保しようとする企業の姿勢はありありだが、それはこの大会における成功でもなんでもない。企業としては利益を上げ、成功だが、世界陸上としては全くの失敗だ。
さて、TBSの番組製作において亀田兄弟、バレーボール、そしてこの世界陸上もまったく同じなのだが、選手のタレントとしての扱いだ。
陸上選手たちは、自覚のないまま 世界陸上と陸上競技の紹介・育成という目的で事前イベントにたぶん協力したのだと思う。
陸上競技を身近なところで紹介することは、とても良いことだと思う。
ただ、TBSが世界陸上終了後も継続して、テレビで取り上げてくれることはほとんどないだろう。そこがTBSという企業の姿勢だ。
スーは、自己の記憶を下回る
マスコミにちやほやされ、自分達の実力をもしかしたら忘れてしまったのかもしれない。
だから、結果が出せなかった日本人選手から、「謝罪」言葉が出る。
マスコミの持ち上げ方の怖さだ。彼らは利用されたことをもしかしたらわかっていない。
繰り返しになるけれど、日本の陸上競技のレベルを上げない限り、陸上競技の番組を取り上げても、興味を持つ人は少ないだろう。
何事もfinalistの存在がカギだし、日本人がメダルを取れなくては、その競技には、興味はない。
今回の世界陸上の観客動員数の少なさは、開催時期の影響と言うよりも、日本選手たちの実力が反映され、その結果が顕著に出たということだ。
マスコミにうまく利用された、世界陸上は予想通り低調な結果で終わりそうだ。
メダルの数は問題ではないが、一個とれるだろうか。
そのような実力だと言うことを再認識したい。
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ホント?世界に最も良い影響を与えているのは
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